最低限のコストでデータベーススペシャリストに合格した話

  1. 概要

    2022年秋季のデータベーススペシャリスト試験に合格しました。市販の参考書等は使用していません。ただでさえ受験料が高いのに何冊も本は買えない向けの人のためにメモ程度で勉強方法をまとめました。

  2. 受験した人

    30代前半 男性

    ソフトウェア設計・保守の仕事をしています。

    業務ではよくあるRDBは触ったことがありません。(NoSQLはある)

  3. 費用

    2021年秋季データベース受験料:7,500円 (不合格🤪)

    2022年秋季データベース受験料:7,500円

    ※一度落ちるなら参考書買ったりして一発合格すれば?と思うかもしれません。その通りですね。

  4. 勉強方法

    主に下記事項を勉強しました。

    - 過去問(午前)

    下記のサイトを利用させていただきました。めっちゃ助かりました。

    試験の1か月前くらいからスマホで隙間時間に問題を解いていました。

    www.db-siken.com

    - 過去問(午後)

    IPAにアップロードされている直近5年分程度を解きました。解説が載っていないのがつらいところだと思います。

    が、インターネッツには多くの優秀で優しい方がたくさんおられます。その方々はなんと午後問題の解説を懇切丁寧に載せてくれています。(Youtubeに動画を上げてくれている方もいます。) 私はそれらを参考にさせていただきました。

    なお、午後問題についてはデータベース、ER図を完成させるほうに注力しました。自分のとっつきやすいほうに焦点を当てるのがよいと思います。(もちろん問題にも対応できるようにすべて理解しておくのがベストだとは思いますが)

    www.jitec.ipa.go.jp

    - 基礎知識

    問題を解きながら理解を深めていくこともできると思いますが、チンプンカンプンすぎて何が分からないか分からないこともあると思います。自分は、まず問題を解いて定義や意味が理解できていない単語を洗い出し、それぞれ調査してブログに記事を使いしていく方法を試しました。勉強の足跡が残り、達成感も感じられると思ったためです。しかし、途中で面倒になりやめてしまいました。(私のブログを見ると数個しか記事にしていないことが分かります。)

    また、社会人になって自分でペンをとりノートに単語をまとめていく方法も試みましたが、ペンをとる気力が起きず夢物語で終わってしまいました。学生時代はあれほどノートをとって勉強する習慣がついていたのに、なぜなのでしょうか。習慣というものは一瞬で無くなってしまうものなのだと改めて思い知らされました。可能な方はペンをとって勉強することをお勧めします。絶対受かると思います。

    最終的に私がやったことは、やはり過去問を複数回解く、ということでした。繰り返しはやはり最強なのかもしれません。答えを覚えてしまうまでやるのがいいと思います。あとは如何にモチベーションを上げるかも大事だと思います。仕事で使う、報奨金が出る、誰かと賭けをしている、など何でもいいのでモチベーション向上につながる目標を立てるのがよいと思います。

    - その他

    一緒に受験してくれる友人がいるとよいと思います。2021年度、私は一人の友人と試験を受ける約束をしました。互いの傷を舐めあうのではなく、知識が足りていないところがあればそんなことも知らないのか、と罵りあえるような関係がベストだと思います。また、試験後に答え合わせをしながらお疲れ様会をする、という目的も立てておけば少なからずモチベーションは向上すると思います。私はその時の答え合わせで友人の問題に対する自信にあふれた解説に圧倒され、自分の努力の足りなさが恥ずかしくなりました。その悔しさをばねに2022年度では合格できたのだと確信しています。

    (なおその友人は2021年も2022年も落ちていました)